結露・空調・換気

二世帯住宅によるエネファーム・太陽光パネルのダブル発電を実験

太陽光発電に、エネファームを組み合わせると、発電量は格段にアップ。

太陽光発電のみの場合は、家で使う電気の約4割を自宅でつくった電気でまかなえるところ、

ダブル発電ではなんと約7割をまかなうことができるようになります。

ここでは、あまり例のない2世帯住宅におけるダブル発電を実験してみました。

その結果、1年を通してエネファーム・太陽光の発電量や売電量、

年間の変化を様々な角度から見ることが出来ます。

夏はガスに対して電気の使用量が増えます。ソーラーによる売電が多いのは助かりますね。

その点、冬はガスと電気、両方の使用量が増えますが、そこはエネファーム。

これでもお湯を有効利用している事で光熱費は削減されているのですよ。

各ご家庭で「我が家の光熱費 年間使用量」をチェックしてみては?

太陽光パネルは 3.7kwです。

 

エネファームって??

発電と給湯・暖房を1台で行うシステムです。

電気・・・エネファームでつくった電気は、住まいの中に供給されます。

照明,冷蔵庫,エアコンなど様々な電気製品が快適に使えます。

給湯・暖房・・・電気をつくるのと一緒に、お湯をつくります。

お風呂や洗面所・キッチンなどで快適にお湯が使えます。

更に、そのお湯は床暖房などにも利用できるのです。

 

結露について

結露はなぜ起こるのでしょう?

空気中に含むことのできる水分量は温度によって変わります。温度が高いほどたくさんの水分を含むことができ、逆に温度が低いほど少ない水分しか含むことができません。下の表はその温度の空気が含むことのできる水分の量を表したグラフです。

温度と湿度から露点(結露の始まる温度)が判ります

20℃の部屋で湿度50%の密閉された部屋だった場合、20℃の縦線と50%の曲線の交わった点を水平に左に移動させ、湿度100%の曲線とぶつかった位置の温度を読むと約9℃となります。これにより露点は9℃だと判ります。9℃より冷たい窓ガラスなどは結露し始めます。これを表面結露ともいいます。

●室内温度が変化すると湿度はどう変化する?

先ほどの20℃の部屋で湿度50%の水蒸気量が8.5mmHgであっても温度が9℃まで下がると湿度は100%に達してしまいます。この事から夜寝る前に20℃あった部屋で暖房を消して急激に温度が下がると湿度が上昇してしまうことが分かります。

●室内における夏と冬の快適な温度・湿度

夏・・・25~28℃(温度) 50~60%(湿度)

冬・・・18~22℃(温度) 40~50%(湿度)

年間を通じて室内における快適な湿度は40~60%とされており、40%以下になると目やのどの乾燥を感じるだけでなくインフルエンザウィルスが活動しやすくなります。逆に60%以上になるとカビやダニが急激に繁殖します。

これらのことから、温度と湿度はバランスよく管理する必要があり、加湿し過ぎに気を付けたり換気を定期的にするなど、適度な温度・湿度にすることは人にも建物にも優しいということが分かります。どうぞ参考にして下さい。

 

全館空調における設計計画

前回、換気についてお話ししましたが、その中でも第1種または第3種換気に該当する全館空調システムについてお話しします。先の物件で採用した全館空調システムはオリエンタル冷熱㈱さんによるものでしたので詳しくはそちらHP(http://www.kaiteki-air.com/)でご覧頂くとして・・・今回は簡単な説明と設計段階での検討箇所や注意事項についてお話しします。

全館空調システムでは家中どこに居ても同じ気温・湿度に保たれており、換気・除湿・加湿・空気清浄・冷暖房といった5つの快適機能をもつシステムです。昨今、ヒートショックやオーバーヒートといった言葉を耳にする事が多くなってきましたが、それらはお年寄りの方々に起こりがちで、お風呂やトイレにおける気温差による体への負荷によって起こるものです。対策としては部屋ごとの温度差を極力小さくするなどがありますので全館空調は理想的なシステムといえます。

そこで、全館空調システムを採用するにあたり 検討すべき事をいくつか挙げていきますと・・・

1.高気密・高断熱の建物であること

2.ダクトスペースを確保するなど、配管経路の検討

3.天井高に影響がある時は階高を再検討

4.機械置場・室外機置場の検討  などなど。。。が挙げられます。

設計期間やイニシャルコストはかかるものの、ランニングコストは意外に安く 得る満足度は高く快適と高評価を頂いております。

換気を考える

平成15年(2003年)7月1日にシックハウス対策に係る法令等が施行されました。これにより、住宅などの建築物において発生するホルムアルデヒドという化学物質を第1種換気から第3種換気の換気設備を用いて換気することが義務付けされました。

それでは この換気設備について簡単にご説明します。

第1種換気とは、給気ファンと排気ファンにより機械換気する方法。

第2種換気とは、給気は給気ファンを使い 排気は排気口から自然排気する といった住宅ではあまり使われない換気方法。

第3種換気とは、居室に設けた給気口から自然に給気し、トイレや洗面室等に設けた排気ファンにより機械換気する方法で最も一般的に採用されている換気方法。

となります。近年では高気密の家も増えており冬暖かく夏涼しい住宅が増えてきましたが、気密が高くなるほど、換気が重要になってきます。結露防止の為にも換気は定期的に行いましょう。

 

風通しの良い窓の配置

家を建てる際に、意外と見落としがちなのは窓。

窓の役割を考えて配置しないと、自然な風の流れが作れません。

まずは、ご自分の住んでいる地域の風向きについて考えてみましょう。

東京の場合、夏は「南南西」、冬は「北西」からの風の流れが比較的多いとされています。

これがわかれば、あとは風の流れ方・特性を知る事です。

風の「入口」・「通り道」・「出口」を考えながら、

どのように風をキャッチし、ゆるやかに家の中を流れ、効率よく排出するかです。

続きは改めて。。。